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道具を選ぶ

自分の会社で動いている道具、全部

公開 2026-10-28 更新 2026-10-28 書いた人:濱口翔真(しょま)

自社の事務を減らすために作った道具は、2026年9月に数えたら58本ありました。そのうち約25本が毎日の仕事で動いていて、9本は人が何も触らずに決まった時刻に動きます。残りは作りかけで止めたものや、役目を終えたものです。

形で分けると

私はプログラマーではありません。文章で指示して道具を作る Claude Code に頼み、動かして、直して、を繰り返して作りました。形はだいたい4つです。

形本数何に向くか
Chrome拡張14本ブラウザの画面の入力を手伝う。注文書を読んで入力欄に入れる、同じ文を順に貼る、など
Apps Script(スプレッドシートの自動化)9本スプレッドシートを台帳にして、受付フォーム・在庫の増減・下書きの作成を動かす
Pythonのスクリプト30本超集計、レポート、通知、決めた時刻の無人実行
1枚のHTMLで動く道具6本資金繰り表、請求書の集計など。開くだけで動き、サーバーがいらない

用途で分けた一覧

毎日使っているものを中心に、用途で並べます。右の列が「人が押すところ」です。

用途何をするか動く頻度人が押すところ
請求書PDFの転記共有フォルダの請求書PDFを読み、発行か受領かを判定して名前を付け、資金繰り表に登録する届いたとき支払い
顧客チャットの返信下書き新着を見て返信の下書きを作り、私にだけ通知する5分おき・無人読んで直して送信
倉庫の在庫台帳スマホで棚のバーコードと管理QRを読み、入庫・移動・出庫を記録する。出庫した分は自動で減る毎日スキャン
資金繰り入金・支払の予定を4色の通帳の形で管理する。上書きの前に自動で控えを取るほぼ毎日予定の登録と判断
価格と在庫の監視仕入れ元の価格と在庫を見て、想定を超えたら通知する決まった時刻・無人通知を見て値を直す
商品登録データの下書き商品ページのURLを渡すと、商品名・説明文・価格の案を作る毎日出すかどうかの確認
日次の売上レポート販売画面の数字を渡すと、売上・流入・商品別にまとめる使うときデータを渡す。読んで打ち手を決める
送り状・ラベル印刷商品のQRを読んで注文と照合し、箱を選ぶと送り状とラベルが出る毎日スキャンと箱選び
写真の共有撮った写真を保管先へ上げ、相手ごとに通知する使うとき撮る
週次レポート自社サイトの流入と問い合わせを前週と比べ、打ち手の案を出す毎週・無人打ち手を選ぶ

頻度は作ったときの設計です。ログインが切れたり、動かす機械を移したりで止まることもあります。止まっていた話は失敗談に書きました。

共通する作り方の型

58本を並べて見返すと、同じ型が何度も出てきます。5つ挙げます。

  1. 送信・確定は人が押す。 全部の道具の説明書は、冒頭に「どこまで自動にして、どこで人が止めるか」を書いています。返信の下書きを作る道具には、お客様の部屋へ書き込む機能そのものがありません
  2. 無人で動いて、通知だけ人に届く。 価格の監視も週次レポートも、私がやるのは届いた通知を読むことだけです
  3. URLを渡すと下書きができる。 商品ページのURLを渡すと登録データの案が出ます。作るのはAI、出すか決めるのは人です
  4. 上書きの前に控えを残す。 資金繰り表は保存のたびに前の版を残します。間違えて消しても戻せます
  5. 事故から決まりを作る。 外部の有料データサービスを使う道具で、使った分だけ減る利用枠を一度に大きく消費したことがあります。それ以来「新しい処理は1件だけ試してから回す」を決まりにしました

使っていないもの・やめたもの

58本のうち、毎日動いているのは約25本です。残りには、作りかけで止めたものがかなりあります。名前だけ付けて中身が空のフォルダが6つ。画面の枠だけ作って止めたアプリ。古い道具を新しい道具に吸収して、役目を終えたものも何本かあります。

全部が当たるわけではありません。小さく作って、使わなかったら放す、を繰り返した結果が58本です。

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