海外ECモールへの出品データ作成を、商品ページのURLを渡すだけにしました。1商品あたり約40分かかっていた作業が約8分(▲80%)。AIが下書き一式を出し、人は確認して投稿するだけです。
どんな作業だったか
自分の会社では、国内で仕入れた商品を海外のECモールに出品しています。出品のたびに、商品を調べて、現地の言葉に翻訳して、説明文を書いて、利益を計算して、登録用のデータに整える。この5つを毎回手作業でやっていました。1商品あたり約40分。
出品数を増やしたければ人を増やすしかない、という状態でした。しかも手順が長いので、新しく入った人にはすぐ任せられません。
前と後
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人がやること(前) | 調べる → 翻訳する → 説明文を書く → 利益を計算する → 登録データを作る。1商品 約40分 |
| 人がやること(後) | 商品URLを渡す → 出てきた下書きを確認する → 投稿する。1商品 約8分 |
| AIがやること | タイトル・説明文・価格の案(利益率のチェック込み)・登録データの下書き一式 |
| 変わったこと | 人を増やさずに出品数を増やせる。新人でも同じ手順で回る |
中身(どう動いているか)
- 商品ページのURLを渡す
- AIが商品ページを読み、商品名や特徴を拾う
- 現地の言葉でタイトルと説明文の下書きを作る
- 仕入れ値に、販売手数料・決済手数料・為替の振れ・返品の分を織り込んで売値を計算する。利益率は20%を下限にしてチェックする
- 登録データの形に整えて出す
人は、出てきた下書きを読んで、おかしいところを直して、投稿します。投稿のボタンを押すのは人です。売値を決めるのも人です。AIは下書きまで。
利益計算を先に型にしたのが効きました。 手数料や為替をその場で暗算すると、人によって答えが変わります。計算式を一度決めてAIに持たせると、誰がやっても同じ売値の案が出ます。「人がやるとぶれる計算」は、自動化の効果が出やすいところです。
かかった費用と時間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 道具 | Claude Code(月額の中で)。追加のシステムは買っていない |
| 作る時間 | 一度に作ったものではなく、手順と計算式を決めてから、使いながら直してきた(時間は測っていない) |
| 効果 | 1商品 約40分 → 約8分(▲80%) |
御社なら、どこに当たるか
「調べて、文章にして、計算して、入力する」が一続きになっている仕事は、だいたいこの形になります。見積書の作成、商品説明の作成、求人票や案内文の作成、仕入れ値から売値を出す作業。入口(URLや元データ)を渡したら、AIが下書き一式を出し、人は確認して確定するという形です。
全部を自動にしない線引きが要点です。確定・送信・お金が動く操作は人が押す。下書きまでをAIに任せると、品質を落とさずに速度だけ上がります。
よくある質問
AIの翻訳や説明文は、そのまま使えますか?
そのままは使いません。人が読んで直してから投稿します。それでも、白紙から書くのと、下書きを直すのとでは、かかる時間がまるで違います。約40分が約8分になった差は、ほぼここです。
間違った価格で出てしまうことはありませんか?
売値の案は出ますが、出品のボタンは人が押します。利益率20%を下限にしたチェックも入れています。価格の確定を機械に渡していないので、ここは人の目が止めます。