商品ラベルの印刷を、「シートで行を選んでボタン」だけにしました。前は別のページを開いて6手。今は、いつも開いている商品管理のシートの中で2手。シートの外に出なくなり、コピペの打ち間違いも消えました。


どんな作業だったか
自分の会社では、預かった商品に管理番号のQRコードを貼ります。ラベルはA4の24面シールに印刷します。
前は、ラベル作成の専用ページを開いて、合言葉を入れて、依頼主を選んで、シートから管理番号をコピーして貼って、用紙の開始位置を選んで、印刷。6手でした。1回は短くても、毎日やると、ページを行き来する手間と、貼り間違いが積もります。
前と後
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人がやること(前) | 専用ページを開く → 合言葉 → 依頼主を選ぶ → 管理番号をコピーして貼る → 開始位置 → 印刷。6手 |
| 人がやること(後) | 商品管理シートで行を選ぶ → ボタン。2手 |
| なくなったもの | ページの行き来、管理番号のコピペ、貼り間違い |
| 残したもの | 用紙の開始位置の指定(使いかけの用紙の途中から印刷できる) |
中身(どう動いているか)
道具はGoogleシート、Apps Script(シートの中で動く小さなプログラム)、Chrome拡張の3つです。
- シートで行を選んでボタンを押す。選び方は「A5:A12」でも「5:12」でも1セルでも、全部「行」として読む
- 選んだ行の管理番号からQRコードを作り、A4の24面に並べる
- 管理番号が空の行は飛ばして、何行目を飛ばしたかを画面に出す
- 開始位置を選べるので、使いかけのラベル用紙の途中からも印刷できる
- 合言葉は6時間に1回だけ聞く。毎回ページを行き来しない
作ったのは1日。プログラムもテストもAIに書かせました。テストは63本。私は「いつも開いているシートの中で終わらせたい」「使いかけの用紙から刷りたい」と現場の条件を並べて、動かして確かめる側です。
使われるかどうかは、現場の細部で決まる。 「使いかけの用紙の途中から」「空の行は飛ばして知らせる」。こういう小さな条件を入れるかどうかで、スタッフが実際に使うかが変わります。きれいな仕組みより、今日の現場で困らない仕組みです。
かかった費用と時間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 道具 | Googleシート、Apps Script(どちらも無料の範囲)、Chrome拡張(自作)、AIのコーディング道具(月額の中で) |
| 作る時間 | 1日。テスト63本はAIが書いた |
| 効果 | 6手 → 2手。シートの外に出ない。コピペの打ち間違いが消えた |
御社なら、どこに当たるか
「別の画面を開いて、貼って、刷る」仕事は、だいたいこの形で2手にできます。納品書、宛名ラベル、現品票、棚札。いつも開いている画面の中で終わらせるのが要点です。新しいシステムを入れるのではなく、今使っているシートにボタンを1つ足します。
印刷は紙が出るだけなので、間違えても刷り直せます。こういう「やり直せる作業」から自動化を始めると、安心して試せます。送る・確定する・お金が動く操作は、今も人が押しています。