1台2〜3分かかっていた「ショット数の確認」を、SDカードを挿すだけにしました。挿す → 画面に大きく出る → 写真が消える → カードが出てくる。人は何も押しません。


どんな作業だったか
自分の会社では、中古カメラを検品します。そのとき「このカメラは何枚シャッターを切ったか(ショット数)」を毎回確認します。
前は、試し撮りした写真を1枚選んで、広告だらけの確認サイトを開いて、ファイルを探してアップロードして、出てきた数字を読み取っていました。1台あたり2〜3分。1日に何台も検品するので、地味に積もる作業でした。
前と後
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人がやること(前) | 試し撮り → 写真を1枚選ぶ → 確認サイトを開く → アップロード → 数字を探す → 記録。1台2〜3分 |
| 人がやること(後) | 試し撮り → SDカードを挿す。以降は何も押さない |
| 画面に出るもの | ショット数が大きく1つ。読めない機種は「確認不可」と、そのメーカーでの確認手順 |
| 終わったあと | SDの写真は自動で消え、カードは自動で取り出し状態になる |
中身(どう動いているか)
- SDカードが挿さると、Mac miniに常駐している仕組み(LaunchAgent)が気づく
- 写真の撮影情報(EXIF)からシャッター回数を読む。読むのは無料の道具 exiftool
- 結果を小さなファイルに書く。画面はそれを読んで大きく表示する
- 写真を消して、SDを取り出し状態にする
作ったのは、文章で指示して道具を作る Claude Code です。私はプログラマーではないので、自分で1行ずつ書いたわけではありません。「挿したら読んで、大きく出して、消して、出す」と決めて、動かして、直して、を繰り返しました。
途中でつまずいたのは、Macが外付けのカードを読むことを許可の設定で止めたこと。本物のSDで通して試して、初めて分かりました。画面上のテストだけでは出てこない失敗です。
全部を自動にしないのがコツ。 キヤノンの一部など、EXIFからショット数が読めない機種があります。そこは無理せず「確認不可」と出して、メーカー別の確認手順を画面に出すようにしました。「できない時の案内」まで作ると、現場で使われます。
かかった費用と時間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 道具 | Mac mini(他の自動化と兼用)、SDカードリーダー、exiftool(無料)、Claude Code(月額の中で) |
| 作る時間 | 組み込みから、本物のSDで通し確認まで1日 |
| 効果 | 1台2〜3分 → 挿すだけ。広告サイトを開くことも、写真を選ぶこともなくなった |
御社なら、どこに当たるか
「毎回やる、小さな確認」は、だいたいこの形で消せます。届いたファイルを開いて数字を読む、スキャンした紙から値を拾う、USBを挿してデータを移す。人がきっかけを作ったら、あとは機械が終わらせるという形です。
最初の1本は「読むだけ・消さない」から始めるのが安全です。消す・送る・確定するは、慣れるまで人が押す形にしておきます。この仕組みも、消すのは試し撮りの写真だけで、カメラ本体の設定には触りません。